お役立ちコラム
2022年10月04日

太陽光発電を行っている敷地に草刈りが必須の理由とは?

太陽光発電が付いている一軒家

 

太陽光発電とは、ソーラーパネルを用いて行う発電方法です。環境に負担をかけない発電方法のため、世界的に導入が進められています。

しかし太陽光発電には、草刈りが必須という事実をご存知でしょうか。今回は太陽光発電と草刈りの関係、そして雑草対策について解説していきます。

 

太陽光発電に草刈りが必須の理由

太陽光発電に草刈りが必須といっても、屋根の上にソーラーパネルを設置している場合は特に問題はありません。問題なのは、地面に直接ソーラーパネルを敷いた場合です。

雑草の成長によって日光が遮られ、発電力が落ちるという事態が発生してしまいます。その状態を放置してしまうと発電効率が低下するため、雑草対策(草刈りなど)が必要になるのです。

 

雑草対策の方法

具体的な雑草対策として、以下のようなものが挙げられます。

草刈り

太陽光発電を持つ家の住人が草刈りしている様子

 

草刈りは最もオーソドックスな雑草対策といわれています。しかし太陽光発電の敷地が大きければ大きくなるほど、重労働と化すものです。

基本的には鎌や草刈り機があればできますが、刈った後の草もビニール袋に詰めるなどして処理しなければなりません。

そのままにしておくと雑草が生えやすくなり、風で飛ばされる・異臭がするなどのトラブルが発生してしまいます。草刈りは定期的に行わなければならないため、面倒に感じる方も多いことでしょう。

除草剤

除草剤には草を枯らせるタイプ(伸びている雑草に使用するもの)と、雑草の発芽を予防するものの2種類があります。これらを使用することで草刈りの頻度は少なくなるかもしれませんが、除草材には草を枯らす毒が入っています。近くで畑を耕している場合、注意して使わなければ農作物に影響が出るかもしれません。

防草シート

防草シートとは、草を刈った後に地面に敷き、雑草の成長を抑えるものです。薬を散布するわけではないので、有機農家の方も使っていることがあります。

安価なシートと高価なシートがありますが、高品質なものの方が、取り換えまでの期間が長くなります。耐用年数は生えてくる草の種類にもよりますが、1年から20年ほどといわれており、いずれも定期的に交換しなければなりません。

砕石

砕石(さいせき)とは、岩石を人工的に砕いた建築資材のことです。一方、砂利は天然の小さな石であり、砕石よりも丸く小さいことが特徴となっています。

砕石を敷くと3年から5年ほどは雑草を防ぐことができますが、その後は石の間から草が生えてくる可能性があります。除草シートと併用するという手段もありますが、砕石を敷いた後に草が生えてきたときはその都度抜くことになるため、比較的小規模の土地で使える防草手段といえるかもしれません。

コンクリートやアスファルト

ソーラーパネルの下をコンクリートやアスファルトにしたいと考える方もいるかもしれません。コンクリートやアスファルトを敷くのは割高にはなりますが、防草効果は非常に高いものとなります。しかし、一度コンクリートやアスファルトにしてしまうと元に戻せないので、長期的なプランを考える必要があります。

 

草刈りを行うときに注意点

草刈りで筋肉痛になった男性

 

すでに草が生い茂っている状況であれば、一度は草刈りをしなければなりません。ここからは草刈りを行うときの注意点について解説していきます。

筋肉痛になる

草刈り機の種類にもよりますが、3㎏から6㎏ほどのものが主流となっています。それを肩にかけて長時間作業を行うと、肩だけでなく足・背中・腕などが筋肉痛になる可能性があります。

機械の種類によってパワーが異なる

充電式・バッテリー式の草刈り機はパワーが弱く、場合によっては刈り取れないことがあります。そのため、草刈り機はガソリンで動くタイプをおすすめしますが、こちらも危険な面があるため要注意といえます。

刃が危ない

草刈り機の刃は危険であり、取り扱いに注意が必要です。切れ味も鋭く、場合によっては大きな怪我につながる恐れがあります。草刈りを早く終わらせることよりも、安全面を優先しましょう。

熱中症の危険

草が最も伸びる時期というのは夏場であり、そのときの作業にすると、熱中症になる恐れがあります。おすすめは早朝、もしくは夕方ですが、涼しい時間帯でも日よけや水分補給などの対策が必要です。

ケーブル切断の恐怖

太陽光発電システムの一部であるケーブルを、草刈り機のカッターで切ってしまう恐れがあります。事前にケーブルの場所を確認してから作業を進めていきましょう。

これは草刈りの業者に依頼するときも同じなので、きちんと位置を把握しておくことが必要です。

小石トラブル

草刈り機の回転力によって、小石が飛んでしまうことがあり、大きさによっては車のガラスが割れてしまうこともあります。

そのため、小石があまり飛ばない種類の草刈り機を使う、あらかじめ車を移動させるといった対策が必要になるでしょう。

 

まとめ

地面にソーラーパネルを設置した場合、敷地の草刈りは必須の作業といえます。定期的に草刈りを行い、太陽光発電の効率を維持し続けましょう。

「株式会社 アイピープロファクト」は、草刈りを専門にしている企業です。雑草の処分も含め、誠心誠意サポートいたしますので、ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。